CSSとは

●CSSの概念

CSSとは文章の見栄え(レイアウトやデザイン)に関する情報を文章の内容や構造とは別に定義するという概念をスタイルシートといいます。スタイルシートを実現するには複数の方法がありますが、HTML文書やXHTML文書に適用させる場合にはCSSと呼ばれる方法を用いるのが一般的です。WEBページを記述するHTMLやXHTMLは文書の構造を示す言語です。しかし、WEBの発展とともにWEBページの装飾性が要求されると「文章構造を示す部分」と見栄えを指定する部分」がどちらもHTMLの要素で指定され、混在するようになりました。これらを分離させ、見栄えについてはスタイルシートを用いるべきであるとの方針から導入されたのがCSSです。HTMLやXHTMLが文書の構造を示す言語であるのに対しCSSは見栄えを指定する言語であるといえます。現在、スタイルシートといえばCSSを指すことが多いですが、厳密にはスタイルシート=CSSではありません。CSSはスタイルシート機能を実現するためのひとつの方法だということを覚えておきましょう。

●CSSのバージョン

CSSには次のような仕様があります。

CSS1:1996年12月勧告。フォントやテキスト、色や背景ボックスといった基本スタイルが定義されHTMLで表現されていたデザインのほとんどを扱えるようになっています。

CSS2:1998年5月12日勧告。CSS1の上位互換に相当し、機能の追加や改訂が行われたことでCSS1よりもより詳細で柔軟な設定が可能になっています。

CSS2.1:CSS2の仕様内容や説明の変更、追加、エラーの修正、値の追加と一部プロパティの削除などCSS2を整理した仕様です。長い標準化期間を経て2011年6月に正式に勧告されましたがそれ以前から実質的な標準として広く利用されています。

CSS3

CSS2.1の仕様を核とし、さらなる機能の追加・改訂や仕様のモジュール化などを取り入れた、現在策定中の仕様です。まだ、勧告には至っていないため本書では扱いませんが、最近のブラウザでは部分的に実装を始めています。詳細はホームページ作成会社の東京アドマノまで。